Essexと古河電工がグローバル合弁会社設立に合意

2019年9月27日

マグネットワイヤ製品の開発とカスタムソリューションのリーダー企業であるEssex Magnet Wire(「Essex」)と古河電気工業株式会社(「古河」)は、本日、両社が新しいグローバル合弁会社の枠組みを承認したと発表しました。

合弁事業は、以前両社が欧州で締結したマグネットワイヤに関する提携を拡張したものです。両社は、最終的な契約の締結ならびに当局による通常の規制およびその他の承認が完了した後、今後数ヶ月かけてマグネットワイヤ事業の運営を統合して、グローバル市場のリーダーとなります。

合併した会社は、Essex Furukawa Magnet Wire, LLCとして「Essex Furukawa」ブランドを使用して操業します。

すべてのEssexグローバルマグネットワイヤ拠点は、Essex Italyを除いてEssex Furukawaの一部になります。Superior Essexの傘下に残り、合弁会社には吸収されない他の事業部は、Superior Essex International(通信)、Essex Brownell、Hi-Wire、IVA Solutions(フランスおよび中国)です。日本とマレーシアにある古河電工のマグネットワイヤのプラントもこの新会社の一部になります。

「本日は素晴らしい日になりました。Essex Furukawaの計画を発表できるからだけではありません。マグネットワイヤ業界の技術的な原動力となる企業を生み出した記念すべき日でもあるからです。これにより、数多くのリーディングカンパニーが恩恵を受けるでしょう」と、Superior EssexのCEOであるブライアン・キムは語りました。「Essex Magnet Wireと古河電工の強みを活かした非凡な企業ができたので、私たちは、足し合わせること2世紀を超える経験と知識を活用できることになります。イノベーションの境界線を押し広げると同時に、優れた製品の提供、技術の進歩、傑出した顧客サービスに重点を置き続けることができるのです」

この新しいグローバル合弁会社は技術的進歩をリードできます。北米、欧州、アジアの市場でリーダー的ポジションにあり、顧客との戦略的なパートナーシップが可能であり、研究と開発の発展を進めることができます。カスタム製品ソリューションの拡大、ベストプラクティスの共有、物流拠点の増加に伴う顧客サービスの向上、グローバルな販売や技術チームの拡大、ロッドと鋳造の世界的なリソース増加、グローバルイノベーションチーム(特にEV/HEV開発向けのチーム)の多様化などで、大きな相乗効果が得られると期待されています。

Essex Furukawaには8ヶ国に17の拠点があり、約2,100人の従業員が働いています。

Essex Magnet Wireについて

Essex Magnet Wireは、自動車、エネルギー、工業セクターの多くの主要OEMおよび業界リーダーで使用されているマグネットワイヤの大手グローバルプロバイダーです。Essex Magnet Wireは3大陸11か国に工場を有し、地域に根差したサービスをグローバルに展開しています。90年にわたる経験から、Essex Magnet Wireは、皆さまが求めるイノベーションを実現しつつ、製造プロセスを垂直統合して品質を確保し、世界中の流通センターからシームレスな配送サービスを提供しています。Essex MagForceX® Innovation Centerは、将来の顧客の課題に対するカスタムソリューションを提供する研究開発を通じて、マグネットワイヤの技術的進歩を促進しています。詳細については、http://essexwire.comをご覧ください。

 

古河電気工業株式会社(Furukawa Electric Co., Ltd.)について

古河電工(TSE; 5801、ISIN; JP3827200001)グループは、銅製錬施設とワイヤー製造工場が設立された1884年に事業を開始しました。それ以来、古河電工は多様な技術課題に取り組み、最新技術のパイオニアになりました。古河電工は、電気通信、エレクトロニクス、自動車、建設など、光学、プラスチック、金属の3種類の素材を中心に製品を発売しています。これらの製品の多くは世界トップシェアを獲得しており、そのすべての製品が多くの事業分野で社会に貢献してきました。古河電工の詳細については、 furukawaelectric.comをご覧ください。



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